2026/05/20 13:01




タイダイ染め(タイダイ柄)が歴史的に流行した主な年代は、1960年代後半〜1970年代前半1990年代、そして2020年前後の3つの波があり、それぞれの時代背景によって、流行した理由やスタイルが異なります。





1. 【最初の黄金期】1960年代後半〜1970年代前半

アメリカを中心に巻き起こったヒッピームーブメント(カウンターカルチャー)の象徴として大流行しました。 

  •  ベトナム戦争への反対運動や平和主義、自由を訴える若者たちが、大量生産された既製服への反発としてDIY精神(手作り)からタイダイ染めを取り入れました。

  • サイケデリック(幻覚的)な原色のレインボーカラーや、大きな渦巻き模様が特徴です。ウッドストック・フェスティバル(1969年)に出演したジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンなどのロックスターが着用したことで一気に定番化しました。 



2. 【リバイバル】1990年代
ヒップホップ、スケートボード、フェス文化などのストリートカルチャーと結びついて再び流行しました。

  • 1970年代の古着MIXスタイルやアメカジ、グランジファッションの流行に伴い、タイダイが再評価されました。
  • この時のスタイルは、ややトーンを落とした色味や、オーバーサイズのTシャツ、パーカーなどに落とし込まれ、裏原宿系などのストリートシーンで愛用されました。 

3. 【現代の再ブレイク】2020年前後
コロナ禍によるパンデミック(巣ごもり需要)とおうち時間の増加をきっかけに、世界的なトレンドとして復活しました。 

  • かつての派手なサイケデリック柄とは異なり、淡いパステルカラーや淡色系の「ペールトーン(淡い色合い)」、1色だけで染める「ワントーン」など、大人っぽくクリーンに着こなせるデザインが主流となりました。 

タイダイ柄は「社会の閉塞感からの解放」や「自由への憧れ」が高まる時代に流行する傾向があります。現在では一過性のブームを超え、夏フェスやストリート、古着スタイルの定番ファッションとして定着しています。